将来のキャリアはまだ Undecided ( 未定 )

「どんな仕事を探しているの?」「どんなキャリアに興味があるの?」

 最近よく聞かれる質問だが、私を含めて、私の周りにいる大学生の友達も、はっきりとした答えを持っていない人が多い。もちろん、医者になりたい、獣医になりたい、メカニカルエンジニアになりたいとか、はっきりと志望を持っている人もいる。しかし、卒業後、将来どうするかわからないという、Uncertainty(不確実性)に対して、不安を感じている人のほうが多いように思う。

 アメリカの大学は入学する時に、専攻を決めなくてもいい大学がたくさんある。私の大学もその1つで、私は、専攻は「Undecided (未定)」として大学に入学した。大学2年の終わりまでに、専攻を決めればいい。楽な気持ちであった。大学は、自分が何をしたいか見つける場所、と思っていた私は、興味がある色々なクラスを取ってみた。心理学のクラスはおもしろかったし、エンジニアリングにも興味があった私は、「Engineering Psychology(エンジニアリング心理学)」という専攻を選んだ。新しい分野の勉強で、心理学、エンジニアリング、コンピューター・サイエンス、認知科学等の色々な分野を通して、コンピューター、アプリケーション、ディジタルデバイスなどと、それらを使用する時に人間が感じること、影響などを勉強する。

 では、「卒業したら、どうしたい?今専攻している分野で仕事するの?」と聞かれると、今の私には、はっきりとした答えはない。何でもしてみたいという意欲と希望はある。しかし、何が自分に合っているのか、どんな仕事を探せばいいのかわからないというのは、不安である。

 でも、最近の私は、こう思う。将来に対しての全ての答えがなくても、いいのではないか?Uncertaintyの中、迷って、悩んで、自分が好きな仕事、やりたいことを見つけていってもいいのではないか。コロナウィルスがNYで広がった当初、急に全てが閉まって自宅待機の生活になり、入院患者、死者が急増して、NY住民はこれからどうなるのかといったUncertaintyへの不安でいっぱいだった。NY州の知事は、「I don’t know. I do not have an answer to that question. This is our first time going through this. 私にもわからないし、その質問の答えはありません。私たちにとって、初めての経験ですから。」とよく会見で言っていた。

 大学生にとって、自分に合った仕事を探すことは初めての経験だ。わからなくても、答えがなくても、不安でも当たり前ではないだろうか。周りのプレッシャーに負けず、自分なりにトライして、答えを探していってもいいのではないだろうか。 Uncertaintyに不安を感じるのではなく、色々な可能性があると感じればいいのではないだろうか。私は、卒業後何をしたいか、将来のキャリアに対して、まだUndecidedだ。でも、そのUncertaintyの中に存在する多くの可能性に期待したい。